• 会期2025年9月13日2026年3月31日
特別展「斎藤茂吉とふるさと -みちのく界隈-」斎藤茂吉は生地上山(山形)を中心とした生活の中で、豊かな自然、風土に触れながら家族や郷土の人々に育まれ、遠いふるさとに思いを馳せながら多くの作品を残しました。今回の展示では、茂吉と自然、人々、歴史、文化などのかかわりを示す資料を通して、ふるさとを愛してやまなかった茂吉とその界隈を紹介いたします。また、本展チラシの持参、もしくは本展ウェブバナーの画像をご提示の小中高生の入館料が無料となります。

特別展「斎藤茂吉とふるさと -みちのく界隈-」

主な展示資料

 

■半切・色紙・短冊

斎藤茂吉 いづみよりつづける川に赤き鯉われにおどろくにごりをあげて

斎藤茂吉 大君をむかへまつらく蔵王のやま鳥海のやま月読の山

斎藤茂吉 最上川逆白波のたつまでにふぶくゆふべとなりにけるかも

板垣家子夫 ひとり来て独りのわれを寂しめば山の日暮れの一つかなかな

結城哀草果 窓いちめん青葉に明ける山の根をひたひたとゆく朝最上川

黒江太郎 事もなくわか立つ笹谷たうげのうへかぜは西より北よりふけり

■書

斎藤茂吉 蔵王山上歌碑碑陰「昭和九年八月髙橋四郎兵衛建立石工鈴木惣兵衛」

■書画

斎藤茂吉・平福百穂「佐原㝫應」図 やまなかの泉にひかりさし居りてわきづるみづは清しといはむ

■原稿

斎藤茂吉 出羽嶽小感

斎藤茂吉 蔵王山上の歌碑に就て

斎藤茂吉 羽前に帰りて

斎藤茂吉 御進講草稿

守谷富太郎 昭和9年5月号添削歌稿

■書簡

斎藤茂吉 佐原㝫應宛 明治39年1月11日

斎藤茂吉 阿部次郎宛 昭和3年5月10日

斎藤茂吉 守谷廣吉宛 昭和5年10月23日

斎藤茂吉 髙橋四郎兵衛宛 昭和9年6月11日2通

斎藤茂吉 扇畑忠雄・伊達宗雄宛 昭和22年8月20日

守谷伝右衛門  斎藤茂吉宛 明治41年旧正月10日

■手帳・日記

斎藤茂吉 日記21

斎藤茂吉 手帳17

斎藤茂吉 手帳26

■斎藤茂吉旧蔵品・その他

脚絆・登山杖

歌集『白き山』読解見取図

『山形景観歌集』

看板「温泉旅館山城屋」

出羽ヶ嶽文次郎資料(番付表・左手手形・羽織紐・桐下駄・スリッパ)

 

 

◆特別展示

後藤拓朗「山はうたう―狼石より蔵王を望む」(2024 キャンバス・油彩)

 

※本展チラシ裏面に記載し展示を予定しておりました下記資料は諸事情により展示を見送りました。ご了承ください。

・斎藤茂吉 最上川の対岸もまた低くしてうねりは見えず直ぐに流るる

・斎藤茂吉 箱書「沢庵和尚書 昭和七年十月斎藤茂吉感得並謹書」