• 会期2025年4月26日2025年8月31日
特別展「斎藤茂吉と食 詠んで、描いて、感謝して」斎藤茂吉は鰻を好物とし食通であったことは広く知られていますが、特に好んだ食材を詠んだ歌や絵、随筆など多くの作品を残しています。今回の特別展では、その食に関する資料を通じて、茂吉が作品に込めた心情・人となりを紹介いたします。また、本展チラシの持参、もしくは本展ウェブバナーの画像をご提示の小中高生の入館料が無料となります。

主な展示資料

■短冊
斎藤茂吉 深川の宮川に来てはむうなぎわが老いぬれば若がへりなむ
斎藤茂吉 春彼岸に吾はもちひをあぶりけり餅は見てゐるうちにふくるる
斎藤茂吉 ゆふぐれの日に照らされし早稲の香をなつかしみつつくだる山路

■画
斎藤茂吉 豊後梅図
斎藤茂吉 トマト図
斎藤茂吉 りんご図
斎藤茂吉 胡瓜図
斎藤茂吉 南瓜図
斎藤茂吉 葡萄図
斎藤茂吉 茄子図
斎藤茂吉 笹巻図
前田青邨 鰻図

画賛
斎藤茂吉 南瓜図/たまきはる命いきむとはしきやしこの畑つものも食はざらめやも
斎藤茂吉 栗図/ひむがしゆうねりてぞ来る最上川見おろす山にねむりもよほす
斎藤茂吉 蕗の薹図/のこる雪いまだ厚きに日もすがら最上川べを雲雀啼きのぼる

■原稿
斎藤茂吉 茂吉小話「食」
斎藤茂吉 「作歌四十年」
斎藤茂吉 「葛温泉」
斎藤茂吉 「アララギ」昭和23年7月号
斎藤茂吉 「アララギ」昭和23年9月号
斎藤茂吉 「アララギ」昭和24年1月号

■書簡
斎藤茂吉 結城哀草果宛 大正4年10月18日付
斎藤茂吉 森山汀川宛 昭和9年11月21日(消印)
斎藤茂吉 伊達宗雄宛 昭和11年6月4日付